九十九屋さんたの妖怪古今録
日蓮聖人が、日照りで不作が続き困っていた時に農民の為に祀った八大龍王
中山法華経寺
龍は、東洋においては神聖な生き物であり、西洋においては邪悪の象徴とされたりするのですが、実は意外と近所に伝説が残っているのも多くあります。
今回紹介するのは、市川の中山法華経寺にある八大龍王のお話です。
日蓮聖人が日照りで不作が続き困っていた時に、農民の為に八大龍王を祭って、雨乞いを行い、雨を降らしました。その竜が法華経寺には祀られており、また住むとされる池も残っています。
市川の中山法華経寺初詣にいかがでしょう。池だけでなく、五重塔や、大仏などもあり、ここ本当に千葉って?なんていう気持ちにさせてくれますよ。自分も好きな場所の一つです。
ところですごい広い話になるんですが、仏教はどこで生まれたかご存知ですか?、そう天竺、今でいうインドやパキスタンの辺りですね。では、インドで仏教が盛んかといえばそうでもなく、むしろ中国を経て、日本に根付いたものといえます。
もともと八大龍王も、インドの伝説の中に存在するものです。それがどうしてこのような、三蔵法師が苦労したよりさらに遠い東の果てにきたのでしょうか。
それは次回に続きます。
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