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編集部のつぶやき(千葉・船橋・市川・習志野・鎌ケ谷)

国府台天満宮の辻切りを取材! 毎年1月17日に4体のワラの大蛇を祀る伝統行事

市川案内人の会主催! 里見公園の史跡巡りにも参加し、市川の魅力にふれる1日を過ごしました

毎年1月17日に、国府台天満宮(こうのだいてんまんぐう)で辻切りが行われています。

「辻切り」とは、悪霊や悪疫(疫病)が侵入するのを防ぐため、集落の出入り口にあたる四隅の辻を霊力によって遮断することからついた呼び名。

 

「国府台辻切り」は、室町時代から続くと言われる伝統行事。

地元の保存会によって守られ、現代に受け継がれています。

毎年1月17日に、入口を守る4体のワラの大蛇を交換

国府台天満宮の辻切りを見守る地元の小学生

国府台辻切りの流れ

(1)木につるしてワラを寄り合わせ胴体を、ワラを編み上げて頭部を作る。

(2)半紙に墨を塗り大蛇の目玉に、昨年の大蛇をお焚き上げした灰を入れる。

(3)ビワの葉の耳を付け、別々に作った頭と胴体を合体してお神酒を飲ませ、魂入れをする。

(4)白幡天神社の駒形の木のお札を首にかける。

(5)集落の東西南北「四隅」の木に掲げるため、一体ずつ出発する。

 

例年11時ごろに魂入れが行われるそうです。

今年は進行が速く、10時20分ごろに到着したときは(5)の出発準備中でした。

一年間、辻を守り役目を終えた大蛇

その後、里見公園の「羅漢の井」の近くで一年の役目を終え、ボロボロになった大蛇と対面。

お疲れ様でした!

 

昼ごろには、松戸街道で新しい大蛇を拝見できました。

大蛇はいつでも見られます。

実際に見たい方は、国府台病院(松戸方面)バス停近くの大蛇が一番みつけやすいと思います。

これから一年間、辻を見張る大蛇

「市川案内人の会」の方に、里見公園内の史跡を案内してもらいました

発掘当時は石棺の蓋があり、公園内の「夜泣き石」の台座が蓋ではないかとのこと

辻切り見学の後は、市川案内人の会のボランティアさんによる「史跡中心の里見公園案内」に同行しました。

 

古い順に紹介すると。

まず明戸古墳石棺は、古墳時代後期。

国府台城址と里見氏の遺跡は、室町時代。

里見公園の前身、私立の「八景園」という遊技場だったのが大正から昭和8年。

 

これだけいろんな時代の史跡が残された場所は、中々ないのではと思います。

 

さらに、市川案内人の会の長老の方から「戦時中は高射砲が置かれていた」など貴重なお話を伺いました。

八景園の舞台だったと言われ、高射砲が置かれていた場所

史跡以外にも、里見公園には市川市民があまり知らない隠れた見どころが!

市川市の最高標高地点はここです

天気が良ければ、スカイツリー(R)や富士山などの写真が撮れる撮影スポットや市川市最高標高地点の碑もオススメです。

 

これから桜や薔薇の季節に、里見公園に行かれることがあったらぜひ探索してみてください。

 

最近話題の国府台城 御城印は、本八幡駅北口すぐの「いちかわ観光物産インフォメーション」で300円で購入できるそうです。

 

2023年2月23日には「市川案内人の会」主催の中山「おひなさまツアー」もあります!

■日時 2023年2月23日10時~12時 

■集合場所 JR下総中山駅

■参加費無料

 

申込・問合せ先いちかわ観光物産インフォメーション(市川案内人の会)
住所千葉県市川市八幡2丁目4−8
電話047-335-1711

 

回向院別院源光寺の2階にある、寺カフェでコーヒータイム

回向院別館にて

寺カフェオープン中なら一般利用可能

里見公園を後にして緑地の「水と緑の回廊」を通り、「回向院別院源光寺」の2階にある寺カフェにてコーヒータイム。こちらの寺カフェは大好きなので、別の機会に詳しくお伝えできればと思います。

 

ツアーは一応こちらで解散。

じゅんさい池の自由見学となりました。

 

参加費無料で、充実した案内を受けられて貴重な体験でした!

「市川案内人の会」の皆様ありがとうございました。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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